【2024年版】BtoBマーケターが知っておきたい、ROIをプラスにする動画活用最新トレンド
2024年2月12日更新
YouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームがここ10年間で台頭し、企業にも動画コンテンツを活用したマーケティングが普及しつつあります。
今回はWyzowlの調査を踏まえ、2024年にマーケティング担当者が知っておきたい海外のトレンドを紹介します。
動画マーケティング担当者の9割が動画によってROIが向上したと回答
Wyzowlの調査によると、海外企業の約91%がマーケティング施策として動画を活用していることが明らかになりました。これは同社が調査を開始して以来過去最高となり、前年から大幅な増加となっています。
また、同調査では以下のことが明らかとなりました。
- 92%の動画マーケティング担当者が、動画コンテンツによってROIがプラスになったと回答。動画マーケティングの効果を追跡・定量化する方法が徐々に確立していることが考えられる。
- 87%の動画マーケティング担当者が、動画が売上へ直接的にプラスの影響を与えていると感じている。こちらも過去最高の水準となった。
- 96%の動画マーケティング担当者が、製品やサービスに対するユーザーの理解を深めるのに動画が役立つと回答。
BtoCのトレンドは「縦型動画」多くのプラットフォーマーが参入
「縦型動画」とは、スマートフォンの向きを変える事なく、フルスクリーンで動画を視聴できるコンテンツです。
現在、最も成長している動画プラットフォームであるTikTokは、縦型動画専⽤に構築されたプラットフォームです。
Instagramではプラットフォームに投稿するすべてのビデオをリール (縦型ビデオ) として表⽰しており、YouTubeは 「YouTubeショート」縦型動画を強く推進しています。さらに、TwitterはTikTokスタイルのビデオフィードを開発するのではないかと言われています。
このように多くのプラットフォーマーが縦型動画を推進しています。スマートフォンが広く普及したこの社会において、将来的には、BtoB企業でも縦型動画が主流になる日が来るのかもしれません。
マーケターが知っておきたい、効果的な動画の内容や長さ、デザインとは
では、動画ではどのような内容を発信すればいいのでしょうか。大きな効果が期待されるものとしては、大きく6つあると言われているようです。
- 製品/サービスを紹介するコンテンツ
- ブランドの価値観を反映したコンテンツ
- トレンドをおさえたコンテンツ
- 関連コンテンツ
- インタラクティブコンテンツ
- ユーザー生成コンテンツ
動画の長さは短い方がいい
動画マーケティングの定石は「短いほど良い」です。動画マーケティング担当者の36%は、ビデオの長さは 1〜3分にするのが適切と答えています。もちろん、動画の長さはソーシャルメディアや動画の種類によって異なります。ウェビナーの場合は非常にに⻑く、ビデオグラフィックはとても短い形になるでしょう。
動画のデザインは大きく分けて3種類
動画を作成する場合、おさえておきたいデザインは3つ存在します。
- ・ライブアクション
- いわゆる、「実写」の映像動画です。スマホをカメラ代わりにすれば簡単に撮影できますね。
- ・アニメーション
- 皆さん、ご存じの「アニメ」動画です。作成用のツールやサービスも増えてきたので、昔程、敷居は高くないかもしれません。
- ・画面キャプチャ
- パソコンの画面録画機能などで、最もカジュアルに作成できるかもしれません。
しかし、1 つのスタイルに固執する必要はありません。ライブアクション動画にアニメーションを重ねたり、パソコンなどの画面キャプチャにインタビューを追加するなど、さまざまに組み合わせることができます。
また、比較的新しい技術で「インタラクティブ動画」というのをご存じでしょうか?「インタラクティブ動画」は、。視聴者のクリックやタップによって視聴できるコンテンツが変わる動画などを指します。この仕組みは、B2Bの動画マーケティングにおいても重要性を増しています。動画マーケティングやその他のKPIを高めることができます。実際に、クリック率や、コンバージョン率、商談獲得数等の向上の事例も増えているようです。
さいごに
世界的に、動画マーケティングが盛んに行われ始めているという事がわかりました。BtoC領域で一般化しつつある「縦型動画」や、BtoB領域で注目されつつある「インタラクティブ動画」などをご紹介させて頂きましたが、皆さんの顧客対象に合わせて、最適な動画施策を検討してみてはいかがでしょうか。