インタラクティブメールでクリック率が平均200%向上!BtoBで求められる新たなメールマーケティング

2024年2月12日更新

インタラクティブメールでクリック率が平均200%向上!BtoBで求められる新たなメールマーケティング

BtoB企業によるメールマーケティングが普及した今、気になるニュースや製品の最新情報を購読者はいち早く受け取ることができるようになりました。

一方、そのようなメールで受信トレイは溢れかえり、企業はメールを見てもらうために工夫を凝らす必要があります。

そこで今回は、メールのエンゲージメントを高めるインタラクティブメールとその作成方法について紹介します。

この記事の内容
  1. インタラクティブメールとは?情報過多の時代に、読者の目を惹く新たな施策
  2. インタラクティブメールが真価を発揮するシーンとは
  3. BtoBにも効果的なインタラクティブメールにおすすめな4つのコンテンツ

インタラクティブメールとは?情報過多の時代に、読者の目を惹く新たな施策

インタラクティブメールは、「タップ」、「スワイプ」、「クリック」、または「単に見ているだけで読者にコンテンツへの参加を促す要素」が含まれているものを差します。具体的には、動画、GIFアニメ、イラスト、クイズ、カウントダウンタイマーなど、さまざまなものがあります。

「注目を集める」メールになる
HubspotでGrowth Marketing Managerを務めるAshley Riordan氏は、「仕事やプライベートにおいて、1日に受け取るメールの量は膨大になった。パーソナライズされた要素やマルチメディア機能など、インタラクティブなメールは読者の注目を集め、ノイズを除去するのに役立つ」と語っています。
同氏は「Email 2.0」の時代だと言い、面白いコンテンツだけでは不十分。もう一歩踏み込む必要があるといいます。
実施企業はまだ少数、今だからこそチャンス
LitmusのContents Marketing DirectorであるMegan Moller氏は、「消費者の91%がインタラクティブなコンテンツを求めているのに対し、それを提供しているマーケティング担当者はわずか17%しかいない」といいます。
(※参考:How to Make Your Emails More Interactive
加えて、「インタラクティブなコンテンツを使用すればクリック率が平均200%向上するため、この競争環境において重要な機会を逃していることになる」と語っています。
逆にいえば、インタラクティブメールを活用することで他社よりもブランド力が勝り、競争優位性の向上が期待できるでしょう。

インタラクティブメールが真価を発揮するシーンとは

インタラクティブメールはどのようなシーンでその真価を発揮するのでしょうか。ここでは3つの活用シーンを紹介します。

製品やサービスの特徴をアピール
新製品や新機能をローンチした場合、ユーザーや見込み顧客へメールで連絡するBtoB企業は多いでしょう。しかしテキストに頼ったメールだけでは、読者の興味を惹くことは難しいのが実態です。
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例えば、上記のようなGIFアニメを活用して見込み顧客や既存顧客へメールを送り、新製品や新機能を紹介することができます。このようにシンプルなGIFを追加するだけでも、メールの受け手はすぐに概要を理解できるようになります。また、実際のプロダクト画面やサービスイメージを用いる事で、より明確にイメージしてもらうことができるようになります。
上記は、GIFアニメを活用していますが、より多くの情報を適切なターゲットへ伝えたい場合、「インタラクティブ動画」もお勧めです。
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イベントやプロモーションの告知
セミナーや大きなイベントなどの開催を控えている場合、インタラクティブメールにすることで興味関心や期待感を醸成できます。
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GIFアニメをメールに設置することで、より目を引くコンテンツにすることができますので、申込数や参加数の向上が見込めると思われます。
メールのエンゲージメントを高める
特別なプロモーションは特に無いけれども、メールのクリックやコンバージョン率を改善したい企業は多く存在するでしょう。そのような場合も、メルマガにインタラクティブな要素を盛り込むことをお勧めします。
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Google Formsなどを利用すれば、簡単にメールコンテンツ内に「投票」や「クイズ」を設置することができます。これにより、メールの受け手によりコンテンツに興味を持ってもらうことが可能となることに加えて、ユーザーについてより深く知ることができるようになるという2つのメリットがあります。
クイズの場合は、問題のつくり方がポイントになります。難しい必要はなく、「アレ?なんだっけ?」とか「ン?それってどうなの?」と気になって、ついつい確かめずにはいられなくなる…そんなサジ加減が必要かもしれません。自社の業界になにかしら関連性のあるテーマでクイズを考えると良いかもしれません。

BtoBにも効果的なインタラクティブメールにおすすめな4つのコンテンツ

インタラクティブメールを作成するにあたり、どのような要素を活用すべきか悩んでいる方も多いでしょう。ここではインタラクティブメールを作成するにあたり、どのような要素を活用できるか紹介します。

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GIFアニメ
インタラクティブメールの代表例がGIFアニメの活用でしょう。GIFは画像と動画の中間的な存在であり、簡単に作成できます。
静止画と比較してGIFアニメは目を惹くため、クリック率の向上が期待できます。事実、新規ユーザーへウェルカムメールを送信する際、GIFアニメを使ったメールはそうでないメールと比較して、クリック率が2倍になった(※参考)とHubspotはいいます。
クイズやアンケート
先ほど紹介した「The Daily Carnage」のように、クイズや投票を入れることで、メールのエンゲージメントを高めることができます。
Hubspotの調査では、ニュースレターに「今日の質問」を追加したところ、開封率は5%上昇し、クリックが急増した(※参考)といいます。
カウントダウンタイマー
イベントの開催などを控えている場合、その告知としてカウントダウンタイマーの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
カウントダウンタイマーは切迫感を醸成するのと同時に、期待感を高める施策として最適です。HTMLの知識が必要かもしれませんが、時間をかける価値はあると思います。
またイベントやセミナーだけでなく、製品やWebsiteのローンチ、トライアルのお知らせ、節目となるお祝いなどでも利用できるでしょう。
動画
最後に紹介するのが動画です。動画は静止画やGIFよりも多くの情報量を提供できます。また、インタラクティブ動画は視聴者がタップやクリックすることでコンテンツが分岐するため、より没入感を高めることができます。高いエンゲージメントやコンバージョンが期待できるしょう。
特にBtoB企業の製品は、テキストや資料だけでは魅力が伝わらない場合も多いでしょう。そのため、BtoBマーケティングとインタラクティブ動画の相性は良いと考えられます。
一方、インタラクティブ動画の制作は難しいと感じている方も一定数存在します。しかし現在は、SaaSをはじめとした動画制作ツールが生まれ、インタラクティブ動画を活用したメールマーケティングはより身近なものとなっています。

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