商談後のお礼メールを印象的なものにする方法
2024年9月11日更新
商談後にお礼メールを送ることは、多くの営業担当者が実践していることでしょう。中には、商談中に浮き彫りになった顧客の課題解決について、新たな提案を添える場合もあるかもしれません。
いずれにしても、商談後は記憶が新しいうちに連絡を入れておくことは、成約率を向上させるために重要です。
この記事では、多くの営業担当者が送るお礼メールを、もう一歩印象的にする方法について紹介します。
商談後のお礼メールの重要性
人間の心理として、コミュニケーションの回数が多い相手ほど、親近感が沸きやすい傾向があります。初回の商談はおそらく、資料請求や問い合わせから電話での日程調整後、もしくはメールで数回のやり取りをした後でしょう。
ようやく双方が顔を合わせるのが初回の商談です。そこで大切だと言われているのは、次のステップに進むための信頼関係の構築です。
しかし、わずかなコミュニケーション後の1時間足らずの商談の中では、商品・サービスの魅力をすべて伝えきることは難しいものです。
そこで重要になるのが商談後のお礼メールです。
商談後のお礼メールの基本構成
お礼メールは次のような情報を含めるといいでしょう。
- 挨拶
- 商談の要約
- 感謝の意
- 次のステップの提案
- 顧客にお願いしたい次のアクション
お礼メールを書く際のポイント
お礼メールには抑えておきたい3つの基本があります。
- タイミング
- お礼メールを送る最適なタイミングは、商談後24時間以内が望ましいです。
まだ記憶が新しい状態で連絡をすることを徹底しましょう。
- メールのトーン
- 商談の雰囲気に応じて、適切なトーンでメールを送りましょう。
あくまでビジネスマナーは守りつつ、商談とメールの雰囲気がかけ離れすぎないように心がけます。
- パーソナライズ
- テンプレートを送るのはもってのほかです。
メールの内容を個別にパーソナライズし、特別な顧客として対応していることが伝わる文面にします。
添付資料で差別化を図る
メールの文面は個別に作成していても、送る資料はすべて同じということはないでしょうか?お礼メールには、商談で使用した資料に、顧客の課題に合わせた提案を添えて送るのが一般的でした。
最近は、お礼メールに動画を添付する営業担当者が増えているようです。
さっき商談で話した相手が「ありがとうございました!」と言うだけの短い動画だとしても、メール以上の親近感を与える効果があります。欧米諸国では、メール動画マーケティングとしてその地位を確立していますが、日本ではまだ浸透していないようです。
そこには、日本企業の営業組織の体制や業務量の多さ、国民性も関係しているかもしれません。その代わりに広まりつつあるのが、インタラクティブ動画を活用したお礼メールの送信です。
お礼メールに最適なインタラクティブ動画とは?
インタラクティブ動画とは、画面上でボタンをタップしたり、クリックするといったアクションを起こすことのできる動画を指します。
商談後に送るインタラクティブ動画には、現時点での懸念点についてのヒアリングや次回商談予約を促すことができます。顧客(視聴者)の回答に合わせた案内ができるため、必要な情報を伝えられる点で、双方にメリットがあります。
必要な情報が効率よく得られたという満足感は、商談そのものをポジティブに印象付けます。
まとめ 印象的なお礼メールで記憶に残る商談にしよう
営業担当者が入念に準備をして臨んだ商談でも、限られた時間の中で全ての魅力を伝えることは難しいものです。
大事な1回の商談をより記憶に残るものにし、さらに次の商談に繋げていくためにも、印象的なお礼メールで記憶に残る営業担当者になってください。